なぜ日本人は投資と聞くとマイナスイメージを持つ人が多いの?

前回の記事でお話ししたように日本人は大変投資に対してマイナスイメージを持っている方が多い。しかしなぜこんなにもマイナスイメージを持っていいる人が多いのだろうか。そこには日本人の性格、環境、考え方、歴史たくさんのものが関わってくる。その中でも大きな要因が二つある。

一つ目が性格的要因である。日本人はもともと他人の意見を鵜呑みにしやすいというデータが出ている。今の親世代の人たちはバブルの崩壊やリーマンショックなどを経験しきている。その中で株などで大暴落した人たちをメディアが大々的に取り上げた。そしてそれを鵜呑みにした人たちが投資は危ないものだと思い込み始める。ここまでならいいのだが、周りに投資を始めたいという人にまで、やめといたほうがいい、危険だ、リスクがあるというのだ。果たして本当に危険なのかどうかは実際に触れた人、学んだ人にしかわかりません。

二つ目は歴史的要因である。日本は昔,戦争に負けてGHQに占領されていました。その頃GHQの総司令官であるマッカーサーは日本にもう2度と戦争をさせまいと「日本を農業大国にしよう」と決めました。そのころに日本は金融教育を行うことを禁止されてしまいました。しかしその後世界が東と西に分断され冷戦が始まりました。それによりアメリカにとって強力な仲間が必要になり日本をもう一度経済大国にしようと大幅な政策変換が行われました。しかしそれではなぜ今も金融や経済についての教育がいまも義務教育として行われていないのでしょうか。それは簡単です。あなたの周りに投資や金融に詳しい人はいますか?そうです。日本には教えられるだけの能力を兼ね備えた人がいないのです。

こうした歴史的背景や日本人の性格により日本では金融教育というものが代々行われてきませんでした。そのため世界に乗り遅れないためにも今から勉強しておく必要があるのです。

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